現役が綴るから面白い!

「新人&ベテラン」タクシー乗務員の人気ブログがリアルすぎる

タクシー乗務員を目指すのであれば、タクシー会社の情報収集は欠かせないものです。ただ、企業情報はネット検索で簡単に調べられますが、一歩踏み込んだ実用的な情報となると見つけにくいはず。そんなときオススメしたいのが、現役のタクシー乗務員が綴る、リアルさが話題のタクシーブログです。今回は、新人とベテランの2人の現役タクシー乗務員によるブログを引用して、乗車の際のコツや、二種免許試験のポイントなどを紹介します。

新人乗務員が教える懐事情&二種免許取得のポイント

Sさん(仮称/20代男性)は、まだ入社2年目の新人タクシー乗務員です。とはいえ、ルーキーイヤー&20代にして「年間1,000万の売上」を記録した将来の有望株でもあります。

 

繁忙期の売上

Sさんによると、どうやら年間を通して最も稼げる時期は「12月」なのだとか。ブログに「1乗務での最高売上ベスト3」というのが記載してありましたので、参考までにご覧ください。

  • 1位/102,050円(2016年8月27日)
  • 2位/94,660円(2016年12月16日)
  • 3位/93,500円(2016年12月27日)

各順位の主な内訳は、1位が「成田空港での仕事を回してもらえた」、2位が「浜松町駅~海浜幕張までの遠距離乗車」、3位が「仕事納めの前日+朝から雨降り」とのこと。月別の売上では、12月のみ100万円の大台を突破したそうです。

初年度の年収

Sさんは分析が得意のようで、年間の売上はもちろん、乗車日数や乗車回数、走行距離までも事細かに記録してあります。それによると、総乗車日数が146日、総乗車回数が5,809回、走行距離数の合計が44,457.4kmとのこと。これを月別で換算すれば、1ヶ月あたり約12回の出勤で、480回前後の乗車に成功していることになります。また、44,457.4kmという数字は、本人曰く「1年間で地球1周分以上の走行距離になる」とも。気になる年間売上は、約1,040万円だったそうです。ただ、売上の60~65%が給料になることから、Sさんの初年度の年収は「推定600万円」といったところでしょう。

 

二種免許取得のポイント

2015年12月に二種免許試験に合格して、翌月からタクシー乗務員に正式採用されたSさん。ブログでは、二種免許試験のポイントを綴ってくれています。そんなSさん曰く「地理試験がくせ者」とのこと。特に明治通りなどの「道路の名称(通称)」をはじめ、目的地付近のランドマーク、最短ルートを利用する際の交差点名が難題だったとも。ちなみに、Sさんはそれらを丸暗記して臨んだそうです。

 

ベテラン乗務員ならではのタクシーあるある

在籍9年目のBさん(仮称/男性)は、乗務員目線での内容がとってもリアル。新人のSさんとは、また一味違った「ためになる話」が満載です。

 

配車あるある

「配車後、たまたま通りかかった別のタクシーと勘違いするお客さまもいる」

このケースでは、自社の無線センターに確認をとることにしているBさん。無線センターがお客さまに電話連絡することで勘違いに気づくそうですが、なかには「間違えたことを言われたくないから」電話に応じない人もいるのだとか。さらに、そうしたやり取りをしている間、「本来は稼げているはずのお金が稼げず、乗車予定だったお客さまも乗らないからその分も稼げない」と綴っています。

激戦区のタクシープールでのあるある

「東京の玄関口なのに『東京駅八重洲口のタクシープール』が小さ過ぎる」

Bさんによると、八重洲口で降車するタクシーはトランクに荷物を積んでいることが多く、乗務員が荷物を降ろすことで時間もかかるそうです。そうしたやり取りが続くうえ、次から次へとタクシーも集まってくるのが東京駅なのだとか。つまり、無駄に料金メーターばかりが上がっていく結果、「タクシープールの手前で降りてもらうのが東京駅の現状」と綴るBさん。外堀通りまでタクシーがびっしりと埋まるのは、日常茶飯事とのこと。

新人時代のあるある

「なまじ土地勘があると、ついつい知ったかぶりをしてしまう」

乗務員としてまだ3ヶ月から半年ごろというのは、自信がつきはじめる分、安っぽいプライドも出てくる時期だとBさん。同じ行き先で同じルートを何度か指示されたことがあり、それまでの経験上、高を括っていたら「実は新たに発見した裏道の方が空いていた」なんてことも。また、途中から「どこ走ってんだよ!こっちは混むだろうが!」とお客さまにこっぴどく怒られたこともあったそうです。そんなBさんですが、新人に向けたアドバイスとして「下手に知ったかぶりをすると、必ずトラブルに発展します。新人ならば開き直ってとことんお客さまに道を聞くしかない」と“自論”を展開しています。

稼げない時期もある

「ゴールデンウィークでお金を使った人たちは、節約する心理状態にあるのかも」

例年、渋滞情報や混雑状況がテレビニュースなどで取り上げられるのが、ゴールデンウィークです。また、帰省ラッシュはもちろん、地方の観光スポットを訪れる人たちなども多いことから、特に東京都の人口は激減するといわれています。Bさん曰く、稼げない時期はゴールデンウィークを含めた5月全般だそうです。ただ、梅雨を迎えるころには、だんだんと売上も回復していくのだとか。

ブログにしか載せられない貴重な情報を活用する

公式ホームページなどに見る企業情報では、社員の平均年収は紹介しても、個人の売上まで載せることはめったにありませんよね。それを踏まえると、現役のタクシー乗務員が綴るブログは、とっても貴重な情報です。稼げる・稼げない時期の詳細情報はもちろん、地理試験が二種免許試験のカギを握る、ルートの知ったかぶりはご法度など、どれも役立つものばかりなので、ぜひ参考にしてみてください。