タクシードライバーは何歳まで働ける?気になる年齢制限とは?

タクシードライバーになると何歳まで働けるのかは、これからタクシードライバーを目指す人にとっては気になるところです。タクシードライバーに定年はあるのでしょうか。平均年齢や、ドライバーになる年齢についてもピックアップして紹介します。

タクシードライバーに定年はあるのか

「タクシードライバーには定年がない」という話をよく聞きますが本当でしょうか。

実際は、タクシー会社の多くは定年制を設けており、大和自動車交通では60歳が定年です。ただし、会社によっては定年後も嘱託・契約社員として勤務が可能な場合があり、また、個人タクシー事業者の場合は定年が75歳ということもあって、高齢でも活躍できる職場という意味で「定年がない」というイメージがついたのでしょう。

タクシードライバーのなかには、現役で活躍する60代や70代のタクシードライバーもいます。しかし、最近は高齢ドライバーの運転事故が社会問題になってきているので、70代以上のタクシードライバーは決まった時間内で働くことも増えてきたようです。

このように、タクシードライバーは高齢でも活躍できることが大きな特徴ですが、もうひとつ、特筆すべきことがあります。それは、タクシードライバーは比較的高齢になってからでも始めやすいということです。その理由として、タクシードライバーの給料が歩合制であることが挙げられます。歩合制は自分が努力しただけ給料として見返りがある給与制度ですから、何歳から始めても条件が同じなのです。歩合制は難しい面もあり、敬遠する人もいますが、年齢に関係なく一定条件で稼げるため、比較的年齢が高い人でも参入しやすいのがこの職業の大きな特徴といえるでしょう。

タクシードライバーの平均年齢は?

都道府県別データを見ると、全国のタクシードライバーの平均年齢は57.6歳です。他業種にくらべて平均年齢が高めですが、タクシードライバーになる人に転職組が多いことが理由のひとつとして挙げられます。

また、他業種から転職してくる場合、新しい職種では経験がゼロのため、そのことがネックになって給料が上がらないということが往々にしてあります。しかし、タクシードライバーは、ある程度の運転技能があれば就くことができ、特別な技術を必要としないために、比較的高い年齢の人でも始めやすいという特徴があります。

タクシードライバーは、タクシーに乗ってしまえば、もうそこは自分の世界といっていいでしょう。普通の職業のように、上司や同僚の顔色を見ながら仕事をする必要もありません。タクシードライバーには、このように他の職業にはない働きやすさがあります。そのことが中高年世代に大きな魅力として映っていることも、平均年齢を押し上げているひとつの要因といえそうです。

何歳からタクシードライバーになる人が多いの?

タクシードライバーという職業は、体力がないとできないため、最近は若いタクシードライバーも増えていますし、女性のドライバーも参入するなど、タクシードライバーのイメージも変わってきています。しかし、それでもまだ中高年世代のドライバーが多く働いているのが実情です。では、何歳くらいから始める人が多いのかといいますと、全国タクシードライバーの平均勤続年数は8.8年となっていますから、平均年齢と合わせて計算すると、40代後半や50代からタクシードライバーになる人が多いということになります。

また、先にも述べましたが、タクシードライバーに比較的中高年世代が多いもうひとつの理由として、タクシーの給料が歩合制であることが挙げられます。歩合制は年齢に関係なく稼げる制度ですから、若い人にも好都合な給与システムのはずなのですが、実際にやってみると、歩合制ならではの難しさもあります。

歩合制では、いかにしてお客を見つけるかが大きなポイントとなります。例えば、どの時間帯にどこへ行けば多くのお客をつかむことができるかというノウハウを、自分の日常業務を通して、自ら見つけていかなければなりません。こういった地道な努力を積み上げるためには、辛抱強さも大切になります。いち早く結果を見たいと願う若い人にはやや難しい面があるのも事実です。一方で、中高年世代は人生経験も豊富なため、じっくりとさまざまな角度から状況を見ることができる傾向があります。転職タクシードライバーで成功できる人が多いのも頷けますね。

タクシードライバーは、若くても、年齢を重ねても、自らの努力次第で活躍できるチャンスのある職業です。初乗り運賃の値下げや観光客の増加などで、昨今さらに話題を集めるタクシー業界。興味のある人は、ネクストキャリアとして、ぜひタクシードライバーを目指してみてはいかがでしょうか?