タクシードライバーに必要な二種免許とは?どれくらいで取得できる?

タクシードライバーとして働くためには、二種免許を必ず持っていなければなりません。

 

この記事では、二種免許の取得方法、期間、費用などについて知ることができます。また、実際の学科試験、技能試験、取得時講習の内容をわかりやすく説明します。

 

タクシードライバーとして働くには二種免許が必要!取得方法と条件は?

二種免許を取得するには、3つの必須条件があります。

 

1. 満21歳以上であること

2. 視力、聴力、深視力などが条件を満たしていること

3. 一種免許を取得してから3年が経過していること

 

2番目において、視力は矯正ありで片目それぞれ0.5以上、両目0.8以上、聴力などは一種免許を取得したときと同じ条件を満たしていることが求められます。また、目で見たもの立体感や遠近感を把握する力のことを深視力といい、その誤差が2㎝以内であることが合格の条件です。

 

注意が必要なのは3番目。無免許からいきなり二種免許を取得することはできません。一種免許を取得して3年以上経っていないと、どんなに運転が上手でも二種免許は取得できないのです。一種免許を所持している間に免許取り消しがあった場合は、その取り消し期間を除いた期間の合計で換算します。

 

一種免許と二種免許の違い

では、一種免許と二種免許の違いとは何でしょうか? 一種免許は、一般の自動車を運転できる免許であるのに対し、二種免許は「旅客を運送する目的で運転できる」免許、つまりお客さまを乗せて運転する権利を持つ免許です。旅客自動車には、タクシーのほか、バス、ハイヤー、民間救急車などが含まれます。二種免許には、普通第二種免許のほか、中型第二種免許、大型第二種免許、大型特殊第二種免許、そして、けん引第二種免許といった5つの種類があります。タクシードライバーになるためには、普通第二種免許が必要です。

 

試験の難易度としては、一種免許よりも二種免許のほうが技能試験で厳しく採点されます。また、二種免許の学科試験では、一種免許で習ったことに加えて、旅客自動車の運転に関する知識を問われます。

 

二種免許を取得するにはどんな試験を受ける?取得時講習とは?

二種免許の試験は、一種免許の試験と同じく、学科試験と技能試験の2科目で採点されます。また試験に合格したあとは、既定の講習を受けなければなりません。では実際どのような試験、講習が行われるのかを見てみましょう。

 

学科試験

一種免許の試験よりも応用問題が多くなっています。問題数は95問で、合格ラインは100点満点中90点です。普通第二種免許をとる場合であっても、大型二種、大型特殊二種、けん引二種に関しての問題が出題されますが、数は5問と多くはないので、しっかりと事前に勉強しておけば大丈夫でしょう。

 

それ以外は、基本的に一種免許で学んだ範囲から出題されます。そのため、以前学んだことを再度復習することが必要です。一種免許のときよりも細かい内容を聞かれることがあるので、しっかりとテキストを読み、過去問題を繰り返し解きましょう。一種免許の試験を合格した人が受けるわけですから、油断せずに準備をしていれば合格は難しくないといえます。

 

技能試験

二種免許の技能試験は、一種免許よりも合格点が高めに設定され、厳しく採点されます。試験は教習所内と実際の路上で行われ、教習所ではV字・S字型の鋭角コース、旋回、縦列駐車、方向転換を見られます。運転に慣れている人は、ここで自分の運転の癖を矯正する必要が出てくるかもしれません。

 

取得時講習

2つの試験に合格したあとに、2種類の講習を受けることが義務付けられています。「応急救護処置講習」と「旅客者講習」です。どちらも人の命を預かる仕事には欠かせない知識を学びます。

 

応急救護処置講習では応急救護処置の基礎知識、そして応急救護の際の心肺蘇生法、止血法などの実技を身に着けます。旅客者講習は「普通」「中型」「大型」と免許ごとに内容が分かれており、二種免許の場合は、危険を予測した運転、高速道路での運転など、複数のケースを想定した6時間前後の講習が行われます。

 

二種免許取得にかかる期間と費用はどのくらい?

二種免許取得のプロセスは、一種免許と同じように、第一段階と第二段階に分かれています。それぞれの段階で「見極め」が行われ、通過したら技能試験、そして本免許学科試験となります。かかる時間は、最短でも学科教習で計19時間、技能教習で計21時間前後です。

 

タクシードライバーになるために二種免許を取得する方法は2種類あり、1つは自分で教習を受けにいく方法、もう1つはタクシー会社に就職してから二種免許取得制度を利用して取得する方法です。多くのタクシー会社が福利厚生として二種免許取得の費用を負担する制度を設けています。

 

どちらも上記の取得プロセスに違いはありませんが、自分で教習を受けにいく場合、費用はだいたい20~30万円前後です。期間については、通いの場合はスケジュールによって異なり、合宿ですと10日程度で取得する人もいます。

 

タクシー会社の二種免許取得制度を利用する場合は、費用はかからず、また合宿のスケジュールで行われるため10日前後で取得が可能です。タクシー会社での採用が決まっている場合は、この制度を利用したほうがお得で効率的ですね。