タクシー業界に新風!増えているタクシードライバーの新卒採用

中途採用が中心だったタクシー業界ですが、近年は新卒採用に積極的に乗り出すタクシー会社が増えています。また、業界の新卒採用の強化に伴い、新卒でタクシードライバーを目指す大学生も増えているようです。ここでは、タクシー会社の新卒採用についての取り組みについてみていきましょう。

 

タクシー業界の新卒採用

タクシー業界に新卒ドライバーが必要な理由とは、いったいどんな点なのでしょうか。

 

従業員の高齢化

中途採用を中心に行ってきた結果、タクシー業界では従業員の高齢化とそれに伴う退職により、タクシードライバーの数が減少傾向にあります。そのため、新卒採用に乗り出し、フレッシュな新社会人を採用することで、業界の若返りを目指しているのです。

 

タクシー利用者の増加

日本政府観光局の発表によると、2017年度1月の訪日外国人の数は、前年同月比24パーセント増の229万6千人。今後は、2020年の東京オリンピックを迎えるにあたり、タクシー利用者がさらに増えると考えられています。また、超高齢社会へと進んでいる日本では、高齢者の移動手段としてもタクシーは非常に重要な役割を担っていくでしょう。社会のニーズに合わせて対応していけるよう、新卒採用によるタクシードライバーの確保を目指しています。

 

国際化、情報化社会における新サービスの提供

英語や他言語でのコミュニケーションや、最先端テクノロジーやアプリの利用など、タクシー業界におけるスマートサービスを積極的に取り入れるうえでも、新卒ドライバーは期待の人材といえるでしょう。

 

新卒ドライバーがすぐに活躍していけるよう、各タクシー会社は丁寧な新人研修を行っています。研修を通じ、タクシードライバーをいちから育てていくことによって、安定したサービスを提供し続けられるように取り組んでいるのです。

 

新卒ドライバーになる

タクシー業界への就職を希望する大学生は、以前はあまり多くありませんでした。しかし現在は、タクシー会社の魅力的な勤務体系や働き方、給料に注目が集まっており、新卒ドライバーを目指す若者たちが年々増えています。

 

気になる業務内容と給料

タクシードライバーは、単なる運転手ではありません。実際の業務では、お客さまに対する細やかな気遣い、営業力、サービス力、運転技術などさまざまな能力が必要とされています。

 

また、給料に関しては、多くのタクシー会社が売上の60%を給料に反映しています。営業により売上を伸ばしたタクシードライバーのなかには月40万や50万円を稼ぐ人も一定数おり、新入社員のうちから年収600万円を稼ぐケースも。このように考えると、一般の会社員よりも多く稼ぐことも可能だといえます。

 

勤務体系

勤務体系ですが、タクシー会社の多くは「隔日勤務」というものを採用。一般的には朝8時から深夜2時までが勤務時間になり、この間に必ず3時間の休憩をとることになっています。これだけを見ると、一日の拘束時間は長いかもしれません。しかし「隔日勤務」が一ヶ月に12回出社するシフトが通常ですので、丸一日休みの日が、一ヶ月に12回あることになります。また、タクシー業界では、協会をあげてタクシードライバーの勤務時間、拘束時間、休憩時間などの時間管理を徹底的に行っており、残業などが発生することはありません。ここからも一般の会社員と比べると自由な時間が多いことがわかります。

 

新人を育てるタクシー会社の取り組み

新卒を採用するにあたり、タクシードライバーを育てていこうとタクシー会社はさまざまな取り組みを行っています。初めの数ヶ月間を研修期間に設けているところもあり、その内容は充実しています。

 

タクシー業界への就職を考えている大学生も、仲間がいて、研修制度が整っているのであれば、安心して入社することができるでしょう。また、タクシー会社によっては、タクシー業界への就職を希望する子どもを心配する親のために、企業説明会を行っているところもあります。

 

新人研修の内容とは

タクシードライバーに必要なスキルは、運転技術、地理の理解、接客など、広範囲に及びます。研修で最初に学ぶのは、タクシー会社の企業理念や就業規則などといった基本的なことです。その後、営業所を見学し、座学ではビジネスマナー、接客マナーに加え、地理の勉強を行います。また、二種免許の資格も必要ですが、入社してから取得することが可能です。このように、タクシー会社の理念を学び、ビジネスマナーを学んで、はじめて一人前のタクシードライバーとして働きはじめることができるのです。

 

まとめ

タクシー業界には、ブラック企業や激務薄給のイメージがついて回っていました。しかし実際は、守られた勤務体系のなかで、残業なく働くことのできる環境が整っています。また、新卒を積極的に採用し、綿密なドライバー研修制度を用意しているタクシー会社も増えているようです。

 

同じ目的を持つ仲間に出会い、協力しながら切磋琢磨していけるタクシードライバー。これから需要が増加すると考えられているタクシー業界とともに、そこで活躍するフレッシュなタクシードライバーには、ますます注目が集まるのではないでしょうか。

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