現役で活躍しているタクシードライバーさんの意見などを参考にして、タクシードライバーならではの疲れ解消法をご紹介します。プロのタクシードライバーさんは、どうやって日々の疲れを解消しているのでしょうか。そこには、長く健康で働き続けるためのヒントが隠されているかもしれません。一般のドライバーも安全運転の参考になる内容です。
タクシードライバーは運転にしても接客サービスにしても、とにかく神経を使うストレスのたまる仕事です。しかしベテランタクシードライバーさんの中には、そのストレスと上手に付きあってうまく解消している人がいます。果たして、どうしたら上手くストレスと付き合っていけるのでしょうか。
ジョギングを欠かしたことがないそうです。以前はお酒でストレスを解消させようとしていたことがあります。しかし、お酒ではストレスの解消ができないばかりか、かえって疲れがたまってしまうということに気づいたそうです。
お酒を飲み過ぎると深夜に目が覚めるので慢性的な不眠症になります。そればかりか、お酒の飲み過ぎは体を壊す原因になりかねません。お酒は翌日に疲れをひきずる原因、良いところは一つもありません。
Oさんは、早朝に軽く汗をかく程度のジョギングを続けるようになってから、くよくよ考え込むようなことがなくなったそうです。そればかりか、こころなしか頭の回転が良くなったような気がするとのことでした。
さらに、ジョギングをすることで全身の筋力や体幹筋などが鍛えられるため、疲れにくい体質に改善することができます。仕事で疲れているから運動しないというのではますます疲れがたまりやすい体質になります。運動をして疲れにくい体質に改善していく発想が大切です。
ジョギングで軽く汗をかいて、シャワーを浴びてから出勤するようになった習慣のおかげで、業務上のストレスも軽く受け流せるようになったそうです。
Oさんは、まったくお酒を飲まないのではありません。たまの休みにはお酒をゆっくり楽しんでいます。休日に味わうお酒が楽しみの一つになっています。
肉体的な疲れを解消させる方法は、良質な睡眠がポイントになります。とはいえ、渋滞の多い都会での運転は肉体的な疲労だけでなく、神経もすり減らす過酷な業務です。現在はタクシードライバーに限らず、上手に睡眠をとることが難しい時代でもあります。
そこで、部屋に植物を茂らせてリラックスムードや癒し空間を演出する方法もおすすめです。また、軽く汗をかく程度の運動やストレッチなども良質な睡眠には効果的です。姿勢を正すなどのちょっとした工夫で、肉体的な疲労を防ぐ効果も期待できるでしょう。あるいは、運転席を微調整して姿勢の良い状態で運転するように心がけることも、肉体的な疲労を解消させるために必要な工夫です。
隔日勤務は、生活リズムが上手に保てないため、どうしても疲れがたまりがちです。隔日勤務の方は、疲れを解消させるために軽い運動をはさむことをおすすめします。疲れているからといって運動をせずにいたら筋肉がやせ細り、ますます疲れやすい体質になります。
勤務明けに、疲れていても軽く30分程度のジョギングやストレッチをして、シャワーで軽く汗を流してから、休息するようにしましょう。
タクシードライバー歴20年のAさんは、隔日勤務が終わったら、自宅で縄跳びをして汗を流してからシャワーを浴びて眠るようにしているとのことです。仕事の疲れと軽い運動による体力的な疲労のため、時間に関係なくぐっすり眠れるとのこと。ぜひ試してみてください。
参考:
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