ペーパードライバーでもタクシードライバーとして仕事できる!?

ペーパードライバーの中には車の運転が嫌い、あるいは苦手という理由でハンドルを持たないという方がいます。しかし一方で、交通アクセスに恵まれているため車が必要なく、ペーパードライバーのままだという方も少なくありません。今回はペーパードライバーからタクシードライバーに転身して活躍している方の事例をご紹介しつつ、それを可能にするタクシー会社のサポート制度や研修制度について解説していきます。

ペーパードライバーでも大丈夫!

ペーパードライバーの方が再び車を運転するためには、下記のようなポイントに留意する必要があります。

     時間に余裕を持って運転席に座る
時間のない中で慌てて運転することは危険ですし、運転への苦手意識を増長させるだけ。そのため、時間に余裕を持って運転の練習を行うことが大切です。

     練習する場所は広くて人通りの少ない場所
運転の練習は広い駐車場など、人や車の少ない場所がおすすめです。公道しか練習する場所がないという場合には、車通りの少ない時間帯を選んで、慌てずゆっくり走行して少しずつ運転になれるようにしてください。

     ペーパードライバー向けの自動車学校に通う
最近はペーパードライバーが多くなっているため、ペーパードライバー向けの講習を行っている自動車学校が増えてきました。スムーズにいけば、3回から5回ほど通うと公道で走れるようになります。

 

こんな実務研修があります

ある大手のタクシー会社の人事担当の方は、たくさんのペーパードライバーを採用してタクシードライバーとして育て上げています。人事担当の話では、タクシー会社での運転指導、運転慣れするための単独運転研修、自動車学校でのペーパードライバー教習などを経て、たくさんのペーパードライバーが一人前のタクシードライバーとして活躍しているとのこと。「どんなに運転が苦手だという人でも、本人のやる気があればどうにかなります」と言います。ではいったい、タクシー会社にはどのような内容の研修制度やサポート体制があるのか気になるところです。

都内にある大手タクシー会社は、ペーパードライバーでも安心してタクシードライバーとしてデビューしてもらえるよう、専用の研修所を備えています。教育指導スタッフによる全面的なサポートのもとで運転教習を実施。約1カ月間の研修があり、その間に二種免許取得のため自動車教習所にも通います。運転が苦手だったという女性の方も、たくさんタクシードライバーとして活躍しています。さらに4カ月間と6カ月間の給与保証制度が設けられているので、運転になれるまで落ち着いて運転技術を習得することが可能です。

 

さらに配属後も、丁寧な指導によって現場で活躍できるようにサポート体制が整っています。運転技術の研修だけでなく、おもてなし講習や英会話講習、マタニティー講習などもあり、現場で役立つスキルが習得できるようになっているのです。

 

実はペーパードライバーの方が優位?

ある大手のタクシー会社の教育担当者は、二種免許を取得するための実技試験で一番重要なポイントになるのが、「運転動作が基本に忠実であること」「変な癖がついていないこと」の2点なのだといいます。運転に慣れている人の中には、「内ハンドル」や「後方確認を怠る」「片手運転をする」といった悪い運転癖がついている場合があります。その点で、癖のついていない素直なペーパードライバーのほうが実技的に有利だといわれています。ペーパードライバーの方が正しい運転方法を学ぶためには、自動車学校などで行われているペーパードライバー講習を受講するのが一番の近道です。

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