タクシー評価制度を見れば優良なタクシー会社がわかります

タクシー評価制度はタクシー利用者の利便性向上と良質な接客サービスの提供を促進するため、「接客・サービス」「安全・運行管理」「経営姿勢」の3点で総合的にタクシー会社を評価する制度です。これは就職先を選ぶ際の参考にもなります。具体的にはどういった評価項目があり、どのような基準で評価されているのか。ここで詳しくみていきましょう。

タクシー評価制度は優良な法人タクシー事業者を評価する制度

タクシー評価制度は、公益財団法人・東京タクシーセンターが東京都指定地域(特別区、武蔵野市、三鷹市)内でタクシーを利用されるお客様へのサービスや利便性の向上を目指して、法人タクシー事業者の安全面やサービス面に関する評価を実施している制度です。

東京都指定地域(特別区、武蔵野市、三鷹市)内にある各法人タクシーの評価は、タクシー評価委員会(旧名称:ランク評価委員会)が行っています。タクシー評価委員会(旧名称:ランク評価委員会)は、タクシー業界以外の各方面の学識経験者や有識者をはじめ行政や利用客代表、法人代表、個人事業主による団体の代表、労働団体代表などで構成されています。

 

タクシー評価制度は何を評価対象にしているの?

タクシー評価制度は、各法人タクシー会社の「接客サービス」「安全な運行管理」「企業の経営方針や理念・姿勢」など3項目を中心にして評価し、3項目合わせて100点満点で採点しています。具体的な評価項目の配分は以下の通りです。

・接客サービス:指導事案の評価、苦情事案の評価、サービスの評価(利用客モニターによる評価)

・安全な運行管理:速度違反や駐停車違反当の評価、事故件数の評価、過労防止対策などの評価、行政処分事案の評価

・企業の経営方針や理念・姿勢:優良な運転者が在籍している、優良な運転者を表彰する制度がある、運転者の採用状況、適正診断の実施率、街頭での指導といった安全対策

上記の評価項目に加えて加点処置があります。具体的な加点対象は観光タクシー運転者の評価、福祉やバリアフリー対策に関する評価、UD・ワゴンタクシーの保有状況、防災や救急装備に関する評価、グリーン経営認証事業者の評価、環境対策車両の保有数、防犯装備の導入、IT機器導入、環境美化に関する運動の評価などです。

 

優良な法人タクシー事業者と評価されている会社

タクシー評価制度は100点満点で評価され、優良タクシー法人は76点以上、B判定のタクシー法人は61点以上76点未満、C判定のタクシー法人は61点未満となっています。優良タクシー法人と2年連続でC判定を受けた法人タクシー会社、評価対象外事業者はタクシー評価委員会によって公表されます。

優良タクシー会社には東京タクシーセンターから優良タクシーのステッカー(優良表示証・運転者証または事業者乗務証と優良運転者章を一対にラミネートパックしたもの)が発行され、フロントガラスの内側やダッシュボードの上など、目立つ位置に掲出することが可能です。なお、現在公表されている76点以上の優良タクシー法人は、294社にのぼります。その中には大和自動車交通株式会社や日本交通株式会社、帝都自動車交通株式会社、国際自動車などの大手4社も含まれています。そのほか、2年連続でC判定を受けた法人タクシー会社の5社、評価対象外事業者の2社もあわせて公表されています。

ここでは東京都指定地域(特別区、武蔵野市、三鷹市)内で、東京タクシーセンターが実施しているタクシー評価制度について解説しました。タクシー評価制度は接客サービスや安全管理、経営姿勢などを数値で表して評価するもので、タクシー会社の教育内容や研修制度などとも大きく関係しています。そのため、優良なタクシー会社を選ぶ際の指標にもなるでしょう。転職の際には、ぜひ会社選びの参考にしてください。