転職は人生の大きなターニングポイントです。新卒の就職活動とは違い、転職活動は1人で考えて行わなくてはならない孤独な活動でもあります。中には転職活動の進め方や、どこにポイントを置いて活動すればよいのかが分からない方も多いでしょう。今回は転職を考えている人のために、間違えてはいけない転職の手順について解説します。
退職を決意する前に、もう一度自分の気持ちを整理整頓して確認しましょう。「一時的な感情で辞める判断をしているのではないのか」「会社を辞めたい理由は何か」「解決する方策は考えたのか」「自分が本当にしたいことは何なのか」など。誰しも、1度や2度は転職を考えたことがあるでしょう。しかし一時的な仕事への不満、あるいは人間関係による感情の高ぶりだけで退職するのは誤った判断です。感情的な理由で退職しても、次の会社でも同じことが起こる可能性があります。退職が問題の解決にはならず、自分の中に問題を抱えたままになってしまうかもしれません。感情の高ぶりが静まってから、もう一度自分の気持ちを確認することが重要です。
その上で退職すると決意したのであれば、初志を貫徹することが大切です。会社側は慰留してくると思いますが、退職の気持ちを伝えた後で撤回してはいけません。それでは、優柔不断な人間だと判断されるだけです。退職の意思を会社側に伝えたら、引継ぎなどの退職に至るまでのスケジュールを整えましょう。
円満退社することが、社会人としてのマナーです。駅のホームや街中で元同僚や上司にばったり出くわしたとしても、笑顔で挨拶が交わせる関係性を維持したまま退職しましょう。そのためには、きちんと在職中に業務を後任に引き継ぐこと、または転職活動よりも在職中の業務を最優先させることなどがポイントになります。会社への負担を最小限に抑えて、スムーズに転職できるようにスケジュールを組むようにしてください。
退職の意思が固まったら、転職に向けたプランを作成します。まずは求職活動を中心にスケジュールを組み、順序立てて課題などを洗い出すようにしましょう。現在の会社で仕事をしながら求職活動をするのか、それとも会社を退職してから求職活動するのかを選択。仕事をつづけながら求職活動をする場合は、失業給付金の手続きなどが不要になるかもしれません。対して、いったん退職してから求職活動に専念する場合には、求職活動中の生活費について考える必要が出てきます。
現在働いている会社の繁忙期などを見計らいながら、退職するタイミングを見極めるようにしてください。退職の時期と転職先から内定をもらう時期が合うように、タイミングを計ることも重要です。
自由な裁量のきく職種として、若い世代を中心に注目されているのがタクシー会社です。ある都内の大手タクシー会社では、手厚いサポート体制が整っているので、運転未経験でもタクシードライバーとしてデビューできる道が用意されています。
タクシー会社の多くでは、入社後1カ月ほどの新人研修があります。二種免許の取得や運転技術、接客マナーなどの研修を受けてからタクシーに乗務できる環境です。もちろん研修中の給与は保証され、二種免許を取得するための自動車学校にかかる費用もタクシー会社が負担してくれます。
また、入社してから数カ月間は給与保証制度が設けられている場合もあるので、そうした会社なら、じっくりタクシードライバーとして活躍するための技術・知識を習得できるでしょう。転居を伴う転職であれば、タクシー会社が独身寮を設けている場合も少なくありません。
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