趣味と仕事が両立できるタクシードライバーの勤務形態

タクシードライバーは、数ある職業の中でも非常に自由度が高い仕事です。事業所に出勤してタクシーに乗務したら、営業区域内であればどこを走ってもかまいません。ドライバーが自分の裁量で考え、売上が伸ばせるような走り方をします。今回はタクシードライバーの勤務形態などを見ながら、働き方の実態に迫ってみました。

タクシードライバーの1日を見てみよう!

都内には、大日本帝国とよばれる4社の大手タクシー会社があります。具体的には大和自動車交通と日本交通、帝都自動車交通、国際自動車がその4社です。この大手タクシー会社の勤務形態を見てみると、日勤と隔日勤務の2つの働き方が選択できるようになっています。

例えば、隔日勤務の1日を見てみましょう。朝出勤したら、まずは点呼が行われます。点呼とは朝礼のようなもので、運行管理者による道路状況の報告や乗務における注意事項といった話があり、アルコール検査を受けて異常がなければ乗務員証が手渡されます。点呼が終わったら、自分が乗務するタクシー車両の運行前点検を実施。ブレーキやヘッドライト、ウインカー、エンジンオイルなどのチェックをドライバー本人が行います。運行前点検が終わったら、いよいよ出庫です。ほとんどの場合、タクシードライバーは朝出庫したら就業時間が終わるまで事業所に帰りません。

午前中の乗務が終わり昼頃になったら、なじみのお店などで昼食をとります。ドライバーの多くは混む時間帯をさけて、午後1時以降に昼食時間をとっているようです。長く乗務していると暇な時間帯がわかってくるので、時間帯に合わせて昼食休憩をとります。

タクシーは夕方から深夜にかけて忙しく、この時間帯が稼ぎ時です。特に22時以降は電車やバスなどの公共交通機関が終わる時間帯と重なり、乗車料金も2割増しになるので、1日でもっとも稼げる時間帯となります。

深夜23時頃が営業の終了時間。メーターを回送にして事業所に帰ります。帰る途中でガソリンを満タンにして、事業所に売上金を納めます。その後、洗車して帰宅となりますが、ドライバーの中にはガソリンスタンドで洗車を済ませる人もいるようです。そして午前3時半頃に帰宅。翌日朝まで、15時間ほどゆっくり休息ができます。

 

タクシードライバーは自由度の高い職業です

タクシードライバーはいったん出庫したら、営業区域内であればどこを走っても自由です。日勤と隔日勤務の勤務形態も、ドライバー本人が選べるようになっています。例えば仕事を終えて夜ゆっくり家族と過ごしたいのであれば、日勤の方がおすすめです。

隔日勤務の場合は、1日の乗務時間が約18時間と長時間に及びます。しかしその分、翌日はすべて休み(明け休み)なので、1週間のうちに勤務するのは3日以内です。また、週末は普通のサラリーマンと同じように休日となります。18時間は長く感じるかもしれませんが、3時間ほど休憩がはさめるため、慣れればさほど苦にならないでしょう。

 

日勤にしても隔日勤務にしても、たっぷりと休みがとれるので趣味の時間を持つことができます。自分の趣味やライフスタイルに合わせた働き方が可能な仕事です。

 

タクシードライバーは働くスタイルを自分で決められる

たくさん稼ぎたいドライバーは稼ぐための勤務形態を、そこそこのお給料でプライベートを充実させたいドライバーは、余裕のある勤務形態が選択できます。

タクシー会社の平均的な1カ月の勤務日数は、約1113勤務といわれています。タクシードライバーはきつい仕事というイメージがありますが、実はサラリーマンよりも休みが多く、家族と過ごす時間や趣味の時間がとりやすい職業なのです。