未経験からでも正社員になれる仕事なんてあるの?

日本社会では新卒一斉採用、さらにひとつの企業で勤め上げることが一般的とされているため、未経験からの転職は非常に難しいものとなっています。さらに、歳を重ねるごとに転職はより厳しいものとなり、新卒での企業選択が、また一度の転職の失敗が人生を大きく変えてしまうことにもなりかねません。最近は派遣社員や契約社員として働く人も増えており、正社員として働くこと自体が難しくなってきています。しかし、タクシードライバーという仕事は何歳になっても正社員になることができる仕事でもあります。ここでは日本の転職事情とタクシー業界への転職について紹介します。正社員を目指している人はぜひ参考にしてみてください。

日本における就職事情

昨今、就職市場は売り手市場と言われていますが、実際に日本における就職事情はどのようなものなのでしょうか。海外と比較しながら日本企業における転職や採用の特徴を紹介します。

 

日本と海外の転職の違い

日本企業は一般的に新卒の採用に力を入れ、社員は一度働いた企業で一生勤めることが良い、と広く一般的に考えられている傾向があります。実際に海外と比較してみても、日本における転職回数はアメリカやヨーロッパ諸国に比べ極端に少ない傾向があります。原因は思想の問題以外にも、転職がしにくい環境であることなども考えられます。

 

採用後の進路、日本と海外の違い

日本では、一般的に大手企業の採用に関して、採用する際にすでに今後のキャリアに差があるのが事実です。高卒と大卒によって採用枠に差があること、卒業大学によって今後の進路に差があることなど、実際の能力とは別のところでサラリーマンとしてのレールが引かれている場合も多くあります。この点においても能力の高い者を優先して出世させたり、社員登用したりする実力主義のアメリカとは少し事情が違っています。日本では年功序列のシステムがいまだにあり、ひとつの企業で長く働くことが社員にメリットをもたらす風土が根付いています。

 

企業が育てるのは新卒者だけ

日本では毎年4月頃に入社式がありますが、企業が未経験の新人を育てるための準備をしているのはこの時期だけです。このことから考えても、のちに未経験分野で転職をしようと考えた際、いかに正社員として転職が難しいか分かるのではないかと思います。新卒で正社員になることができず就職に失敗した人や、希望の職種に就けず就職浪人をした人々が、生きていくには非常に難しい社会とも言えます。

 

日本の転職事情とは

転職をしたいと考えた際に、前職のスキルを活かした転職を考える人もいるでしょう。スキルアップ転職として採用側が受け入れてくれる可能性が高いため、転職の際も有利に働くことが多いようです。さらに、企業は常に優秀な人材を求めているため、キャリアアップ転職はそれほど苦労することがないかもしれません。一方で、新卒ではない人が未経験の分野で正社員になりたいと考えた場合、企業側にとってメリットになる要素が少ないことからも企業は未経験の人材を採用することを拒みます。人材を教育するには時間もお金もかかるため、スキルのある人を採用する方が企業にとってもメリットが大きいからです。

 

別の業種への転職は難しい?

例えば無形物を扱う保険の営業職から、有形物を扱う化粧品会社の事務への転職を考えたとき、その転職がいかに困難なものであるかはイメージしやすいでしょう。違う分野、違う商材を扱っていた人と、同じ業界、業種で働いていた人の二人が面接に来れば、企業は同じ業界や業種の人を希望すると考えられます。全く別の業界へ正社員として転職することは、非常に難しいというのが現実です。

 

年齢も問われる転職事情

転職には年齢も関係しています。新卒を重視する企業が多いため、年齢が上がるほど正社員としての転職が難しくなります。スキルアップ転職であっても、転職は35歳までと一般的に言われています。女性の転職であれば、企業によっては採用側が出産や寿退社を考えてしまうため、さらに難しさを増すことも考えられます。

 

派遣社員として働く

正社員以外の働き方として派遣社員、契約社員などの雇用形態があります。最近は派遣社員、契約社員として働いている人が増えています。政府の施策にも左右されることが多い派遣社員ですが、実際にどのような働き方、給与体系になっているのでしょうか。

 

紹介派遣制度とは

紹介予定派遣は、最長6カ月の派遣期間を終了後、本人と派遣先企業双方合意のもとに正社員となる働き方です。一定期間「派遣社員」として働き、実際の仕事内容や職場を経験することで、お互いにマッチするかどうかを見極めることができるメリットがあります。また、働き手にとっては未経験でも希望の仕事に就けるチャンスにもなる制度です。この制度を利用して派遣社員や契約社員から正社員への道を目指す人も多くいます。

 

派遣社員なら必ず気をつけておきたいこと

注意しなければならないことは、企業によっては派遣社員のままで正社員への道を開いていない場合があることです。すべての企業が紹介予定派遣制度を利用しているわけではないため、転職や就職の際はきちんと確認しておくことが必要です。企業によっても異なりますが、政府が決める制度上は、派遣社員は3年間しか同じ企業で働くことができないという規定があります。正社員を目指しているのであれば、就職する際は確認しておきたいところです。

 

派遣社員、契約社員の給料体系について

契約期間のある派遣社員や契約社員が、無期雇用になった場合に注意しておきたいことがあります。それが給与体系です。正社員であれば年々給与が上がりボーナスの支給がある場合が多いのですが、無期雇用の場合は給与が一定のまま退職まで上がることがないということがあります。企業にどのような形で採用されるかによって、今後の進路だけでなく給与にも差が出るため、正社員を目指している人は特に注意が必要です。

 

正社員にこだわる人、必見

このような社会情勢や派遣制度が広く一般的になっているなか、いくつになっても正社員を目指せる業種が、タクシー業界です。タクシー業界への転職の特徴はどういったものなのでしょうか。また、働き手としてなぜタクシードライバーが求められているかも一緒に紹介します。

 

年齢、学歴、性別の差別がない

タクシー業界への転職で他と大きく異なることは年齢の壁です。高齢者でも正社員への登用があり、70歳を過ぎても働けることが大きなメリットです。タクシー業界への転職を希望する人のなかには、すでに別の会社で定年退職を迎えた人がいるほどです。ほかにも、他の企業とは異なり高卒、大卒といった学歴による区分があまりなく、また女性の採用や今後の進路に差がないことも大きな特徴です。

 

求められるタクシードライバー

訪日客が増えるなか、タクシーの役割が年々増えてきています。また高齢化によるドライバーの引退からタクシードライバーの減少も心配されており、今後ますますタクシードライバーの需要が増えていくことが考えられます。そのような状況で、タクシー業界が取り組んでいるのが未経験者に対するサポートや研修制度です。

 

未経験でもタクシードライバーになれる?

未経験でタクシードライバーになろうとするとき、地理や運転についてどうしても心配になることがあるかもしれません。タクシー業界では、このようなスキルに関する点についても配慮されています。

 

未経験者への充実した研修

多くのタクシー会社では未経験者に対する研修が用意されています。タクシードライバーの需要が増える状況下、どの企業でも未経験者のためのサポートを充実させるよう取り組みがされています。未経験者がタクシードライバーとして一人前になるためにはある程度の知識やルール、スキルが必要だからです。なかでも大和自動車では、運転する際に必要な地理、マナー、乗車してもらうための営業法など、一から丁寧に研修することで、初めて働く人が不安なくスムーズに仕事を始められるための制度を整えています。この研修体制があるからこそ、未経験の人でも正社員として雇うことが可能になるのです。

 

今、タクシードライバーに求められていること

最近では外国人や要介護者の乗車が増加しているように、乗客の多様化に伴いタクシー会社にも新しいサービスが求められるようになっています。ドライバーの英語力の習得や要介護者へのサポートが必要になっているほか、妊婦を乗車させる機会が増えるなど、タクシードライバーとして運転をするだけにとどまらないサービスが増えてきました。

 

スキルアップ研修

多くのタクシー会社では新人に対する研修だけでなく、ベテランドライバーに対しても時代に合わせた研修を行っています。別のタクシー会社から転職をした人材にもスキルアップ研修を受けさせることで、ドライバーとしてのスキルを上げてもらう体制を整えています。大和自動車でも同じくスキルアップをしていくための研修を豊富に揃えています。英会話講習、おもてなし講習、マタニティ講習などです。英会話の研修を通じて外国人の案内もできるタクシードライバーを目指すなど、さらなるスキルアップを図ることができます。未経験者だけでなく、同業種から転職してきた人に対しても研修を設けることで、社員がより目標を持って働くことができる環境を整え、同時にタクシー会社としての価値を高めています。

 

正社員のタクシードライバーとしての働き方

タクシードライバーは、乗客を乗せて運転をすることが仕事です。そのため安全第一、またドライバーの健康が第一となります。タクシードライバーは実際には無理した働き方をすることは決してありません。

 

勤務時間について

タクシードライバーの働き方には日勤と夜勤の2種類があります。大和自動車では働き方を自分のライフスタイルに合わせて選択することができるようになっています。例えば別の業界から転職してきて生活に慣れるまでの時間が必要な場合や、女性で小さな子どもがいる場合には日勤の働き方を選択することも可能です。夜勤を選んだ場合にも1日の勤務時間が長いため、次の日にはしっかりと休日を取ることが可能です。無理せず体を壊すことなく働くことができる環境が整っています。

 

福利厚生について

福利厚生に関しても、大和自動車交通では寮のほか、休憩スペースには大浴場があり、女性専用の部屋が完備されているなど、従業員がより安全に働くことができるような設備が整っています。無理して働くことがないよう配慮が行き届いているとことも、転職先として多くの従業員に喜ばれている部分でもあります。派遣社員や契約社員ではきちんとした福利厚生を受けとることができないことも多いなか、タクシードライバーとして正社員で採用されることで、保険や福利厚生への不安も取り除くことが可能です。

 

タクシー業界で正社員になることについて

就職活動に失敗してしまったので正社員はもう諦めている、そのような方も決して諦める必要はありません。タクシー業界では、未経験からでも丁寧なサポートを受けることができるため、別の業界にいる人も、正社員を目指す人にとっても大きなチャンスになるのではないでしょうか。多くの企業で未経験の人材を正社員として雇わない理由は、育てることができないからです。一から人材を育てるには時間もお金もかかります。しかし、今後さらに需要が求められているタクシー業界では、新しい人材を求めるために未経験者に対する研修制度を充実させています。タクシードライバーとしてスキルアップしていくことができるのも、正社員としてさらに飛躍していくことができる環境が整っているのもタクシー業界の特徴といえるでしょう。