20代の転職は有利!未経験で転職する際のポイントやおすすめ職種を解説

20代での転職は若さと将来性を武器にできるので有利、ということは一般的に知られていることだと思いますが。しかし、実際に転職を考えたとき、20代で「未経験」職種への転職は可能なのか、また、男性と女性で転職時にどんな違いが出てくるのかなど悩みはつきないのではないでしょうか。

今回は、20代で転職を考えている方のために、多くの方がどんな理由で転職に踏み切っているのか、また、未経験職種にチャレンジするのはどうか、男女での転職事情の違いがどうなっているかなどを解説していきます。最後にご紹介するおすすめ職種の情報とあわせ、漠然とでも転職を意識している方はぜひ参考にしてください。

20代が転職を決める理由は?

DODAの調査によると20代が転職を決める理由の上位5つは次のとおりです。

➤ 1位 ほかにやりたい仕事がある13.9%

➤ 2位 給与に不満がある8.1%

➤ 3位 残業が多い/休日が少ない7.2%

➤ 4位 会社の将来性が不安 6.7%

➤ 5位 専門知識・技術力を習得したい5.0%

20代の転職理由としては、会社の業績悪化で待遇が変わってしまったなどの「外部的」な理由よりも、今の職場に抱えている「仕事内容」や「勤務体制」、「給与」などの不満を解消し、自分の希望に沿った形にしたいといった内容が多くを占めています。まだ若い20代のうちは、経験不足による不利よりも、良い職場を求めて転職するのに有利になる面が大きく、積極的に転職に踏み切る方も少なくありません。

「ほかにやりたい仕事がある」という方のなかには、今の仕事にやりがいを見出せず、もっと自分の能力を活かせる職場を求めて、未経験の企業へ転職する方もいるようです。すでに具体的な職種の希望が決まっている方はそれに沿った転職活動をするのがいいのですが、そうでなければ「可能性」を狭めないよう、さまざまな角度で希望を満たせる企業選びをしましょう。

 

20代の転職は「ポテンシャル採用」があり有利

30代以降の転職ではスキルを重視されるようになってきますが、20代のうちはまだスキルが成熟していないことが前提になっている場合が多くあります。さらに、20代前半なら「第二新卒」の枠で転職活動ができるため、就業スキルよりも人柄や意欲、素直さなどの「ポテンシャル」を重視した採用が行われる傾向が強く、他の年齢層に比べて転職しやすくなっています。

スキルをあまり重視されないことから、未経験での転職も不利にはなりづらいため、20代のうちに新たな職種に挑戦したいと考える方もいるようです。転職をすでに考えている20代の方は、有利さだけを考えるのであれば早めに決断するのが成功の秘訣と言えそうです。

ただし、3年未満など比較的早く新卒で就職した企業から転職する場合は「うちも辞めてしまうのでは」と懸念されることもありますが、なんでも「会社のせい」にして辞める理由を考えるのではなく、自分のことを客観的にとらえ、マイナス面を克服する姿勢も見せることで信頼に繋がります。

 

20代なら未経験職種での転職も有利!第二新卒求人もあり

20代はまだ「ポテンシャル採用」などが行われており、経験職種はもちろん、未経験職種・業界への転職もチャレンジしやすい時期です。さらに、「第二新卒」の枠を設けて転職を受け入れている企業もあるため、「転職」という枠組みのなかでは非常に有利だと言えます。この話を裏付けるデータとして、「マイナビ転職」のアンケート調査によると、実際に20代で未経験職種・業界への転職を成功させた人は81%もいることが分かっています。

この数字からも、未経験転職が20代にとってほとんど不利にならないことが分かりますので、今の仕事に何かしら不満があるのなら、若いうちに未経験職種・業界へのチャレンジを視野に入れるのがいいでしょう。

 

未経験歓迎な職種の特徴!こんな企業に求められています

転職先として「未経験歓迎」が多い職種の特徴は、「成長産業である」、「需要に対して人手が追いついていない」といったものがあります。

「マイナビ転職」によると、具体的には、「美容・観光・ブライダル」関係が多く、これらの業界の求人を見てみると、実に90%以上が「未経験歓迎」となっています。せっかく未経験で転職するのであれば、やはり人手が飽和してしまっている業界よりも、「未経験歓迎」でどんどん人手を増やしたい職種を視野に入れた方が転職活動もやりやすく、おすすめです。

 

転職先の未経験職種・企業を選ぶポイント

転職先の未経験職種のうち、具体的な企業を選ぶポイントは、「転職先として自分の希望に合っている」ことはもちろんですが、ほかにもあります。ただ単に未経験歓迎といった観点だけではなく、「教育体制の充実している」ことも重要です。

転職が無事できたとしても、教育体制が甘ければ業務に必要なスキルも身につけづらく、後々苦労してさらに転職を重ねるという悪循環に陥りかねません。

比較的規模が小さな企業でも教育熱心な企業はもちろんありますが、やはり実績のある大手企業のほうが環境は整っているケースも多く、悩むのであれば大手を狙うのもひとつの手段です。本当に教育に力を入れている企業は、転職希望者に対してアピールしていると考えられますので、どんな教育体制があるのかは、転職先として候補を挙げた段階で「転職情報サイト」や「会社ホームページ」などでチェックしておくといいでしょう。

 

20代での転職を成功させる5つのポイント

20代で経験のある職種・業種に転職するときはもちろん、未経験職種・業種への転職を成功させるためにはどうしたらいいか、具体的なポイントを5つ簡単に解説します。

 

職種や企業の事前調査をしっかりする

転職先の職種や企業の事前調査は、将来的に長く働く「パートナー」を選ぶのですから、しっかりとしておく必要があります。給与などの条件面は転職の採用条件から分かっても、社風などは実際の体験談などが役に立ちます。給与や職種などの「上辺」の条件だけではなく、どんな社風なのか、将来性はどうかなどを調べたうえで転職活動をした方が、面接でも転職先企業への「興味」をアピールでき、立ち回りやすくなります。

 

希望企業に入った後の具体的なキャリアプランをイメージしておく

希望企業に入った後、自分がどんなキャリアプランを望んでいるのか、事前調査からどんなキャリアプランを描けそうかきちんとイメージしておくといいでしょう。将来の像がはっきりしていれば、転職時に「あなたの企業で具体的に働くイメージがある」ことをアピールできますし、万が一自分の描くキャリアプランが実現できないのであれば、面接時に指摘されることもあると思います。入社してから思っていたのと違う! とならないためにも、どう働いていくかのイメージは大切です。

 

転職スケジュールを把握し、現職は次の職に内定してから辞める

転職スケジュールがどうなっていくかの全体像を把握せず、「なんとなく」で進めてしまうと、思いがけない時期に転職先の内定が出てしまい、転職しづらくなってしまうケースもあります。例えば、部署の異動が多い4月に内定が決まるようなスケジュールでは、辞令が出るタイミングと重なってしまい転職を言い出しづらくなることも考えられます。

具体的には、自己分析や情報収集といった「準備期間」は1~2カ月、応募から選考といった「選考期間」に1~2カ月、内定から退職の「退職準備」に1.5~2カ月程度は見ておき、全体で早くとも3~6カ月程度はかかることを意識しておきましょう。

また、内定の前に現職を辞めてしまうと、転職活動が長期化した際に経済的に耐えきれず、焦って転職に失敗してしまう可能性が高くなりますので、じっくりと焦らず取り組むためにも、退職は「内定してから」を徹底してください。

 

「転職したい理由」や「本当にやりたいこと」を明確に持つ

転職したい理由、本当にやりたいことは転職するうえで最も優先されるべきことですので、具体的かつ「明確」に自分で把握しておく必要があります。転職したい理由を整理しておけば、転職先を選ぶ際に活かすことができます。場合によっては、わざわざ転職しなくても済む問題だったと分かるかもしれません。

もし、これらを曖昧にしてしまうと、転職活動中に自分の理想と離れた企業から内定をもらっても、自分で「希望とは違う」と判断できない可能性があります。面接でも転職理由などは必ず聞かれますので、転職活動の軸としても、面接対策としても、「なぜ転職するのか」という根幹部分はブレないようにはっきりさせておくようにしましょう。

 

自己分析を徹底し企業の求める人物像に自分が合っていることをアピールする

自己分析ができていないと、面接でアピールする際に自分の強みがどこなのか、どのように相手企業に合っているのかを説明できません。また、自己分析をすることで、隠れた自分の「強み」を知るきっかけにもなります。

自分自身の強みや経歴だけではなく、「なぜ転職をするのか」という部分も含め自己分析を徹底しておくことで、転職活動の目的がより明確になり、途中で「自分は何ができて、何をしたいのか」と迷うことなくスムーズに進めやすくなります。

ただし、ひとつ注意しておきたいのが「自分を持ち上げすぎないこと」です。もちろん、採用する企業からすればできることは多く、人物が魅力的なほど積極的に採用したい気持ちはありますが、本来の自分以上に「できる自分」を演出しすぎてしまうと、入社後に面接内容とのギャップで辛い思いをするシーンが出てきてしまうでしょう。自分がやってきたこと、できることを冷静に見つめるためにも、自己分析は徹底しておくのがおすすめです。

 

20代が転職するのにおすすめの「タクシードライバー」

20代で転職する際に未経験でも歓迎されやすい業種にはIT関係やブライダル関係をはじめ幅広い選択肢がありますが、なかでも「タクシードライバー」がおすすめです。

 

タクシードライバーの仕事内容

タクシードライバーの仕事内容は、「お客様を目的地まで安全・快適に送り届けること」です。

タクシーと言えば駅などのタクシープールで乗せてもらう印象が強いかもしれませんが、通行中のタクシーに乗りたい人を乗せるほか、電話予約でお客様のいるところまで迎えにいくこともあります。

また、最近では貸切で観光地をまわる「観光タクシー」や「外国語対応タクシー」の需要も増えており、増加する外国人観光客とコミュニケーションが取れるスキルを磨くことも必要になってきます。

タクシードライバーを希望する方のなかには「コミュニケーション」が苦手で不安、という方もいるとは思いますが、上手にお客様と話せなくても、丁寧さを心がけていればお客様にも伝わることが多いため、それほど気にしなくても大丈夫です。業務や研修を重ねることで、ある程度は慣れてくるうえ、そういった性格の方は観光タクシーなどの特殊業務には従事しないといった選択肢をとることも可能です。

 

タクシードライバーになるために必要なことは?

タクシードライバーになるために最低限必要なことは、「第二種免許」の取得や地理に詳しいこと、基礎的な接客マナーです。第二種免許の取得をはじめとする必要スキルは、入社後おおよそ1カ月程度の研修でしっかりと対応してもらえるケースが多いため、事前にとっておく必要はありません。

特に大手企業などは外国語を含めた接客スキルなども手厚くフォローしてもらえるため、運転さえできれば入社後すぐに業務をやらされるといったことはなく、未経験で転職してもしっかりと働ける環境が整っています。

 

タクシードライバーが20代の男性・女性問わずおすすめの理由

タクシードライバーが20代の転職でおすすめする理由は、冒頭でお話しした「20代が転職を決める理由」の上位3つを解決できる職種だからです。

20代の転職理由としては、「1位 ほかにやりたい仕事がある」、「2位 給与に不満がある」、「3位 残業が多い/休日が少ない」とされており、仕事内容への不満は「やりがいがない」、「もっと手応えのある仕事がしたい」といったものが多くなっています。タクシードライバーはお客様と顔を合わせる仕事であり、自分の頑張りが売り上げという目に見えた形で返ってきますので、やりがいを感じられる場合が多いと言えます。

また、もちろん企業にもよりますが、大手なら休日もきちんと決められており、給与面も初めは毎月30万円程度の保証がつく、その後も最低保証はありつつも頑張っただけ稼げるシステムになっているなど、2位、3位の転職理由もカバーできます。

しかも、未経験での転職を歓迎する業界ですから、転職先としては非常に条件がいいと言えます。観光産業が活性化している今、業界として将来性もあることから、長く安定して勤められることも加味すると、「20代でタクシードライバー」になるのはおすすめです。

 

働く環境が整備されている・稼げる企業なら子育てしながら働ける

タクシードライバーへの転職は、20代そのものの転職理由を加味すると非常におすすめですが、一部の大手タクシー会社は「女性ならでは」の悩みに対しても解決しやすい環境が整っています。

例えば、女性専用の更衣室やパウダールームが完備されていたり、保育園と提携していたりと「働くママ」でも馴染みやすいようになっており、昼勤務なら子供を保育園に送った後、16時ごろに退勤する働き方も可能です。

しかも、女性は細やかな気配りができることで、タクシードライバーとしてとても人気があり、重宝される傾向があり、非常に「働きやすい」環境だと言えるでしょう。

子育てしていても時間や働き方の融通が利くうえ、頑張っただけ給与に反映される「タクシードライバー」のシステムは女性にとって嬉しいポイントです。

 

20代で転職に迷ったら未経験業種も視野に入れてじっくり選ぼう

20代での転職は若さやポテンシャルを前面に押し出すことで一般的に有利と言われており、未経験業種であっても歓迎される傾向があります。

新卒で入った会社を辞める理由は人それぞれですが、転職を考えるときは、まずはなぜ転職したいのか、自分が仕事に何を求めているのかを整理し、自分が満足できる条件の転職先をしっかり選べるようにしましょう。

転職を本気で決めた後は、せっかく新たな企業にチャレンジするのですから、ぜひ未経験の業種も視野に入れて自分が納得のいくように活動してくださいね。